この三足お皿は、汝窯の色で焼かれています。
汝窯の色は「天青色」と呼ばれています。言葉や語彙で表現するのが難しい、特に美しい色です。
汝窯器の数は非常に少なく、100個未満と言われています。上野の東京国立博物館には小皿お1つがあります。(5番目の写真)
汝窯とは、
中国河南省臨汝県付近一帯にあった青磁窯。五代から宋代に最も栄え,北宋代には五名窯の一つとして製陶の中心であった。北方青磁と呼ばれたオリーブ色の青磁が代表製品といわれているが,その当否は定かではない。水瓶,香炉,杯,碗など器種も多く,とりわけ彫文のない素地に精緻な青磁釉をかけ,底裏までほとんど全体に釉 (うわぐすり) をかけた逸品は,北宋宮廷の御用窯で焼かれたものとされる。この窯を汝官窯と呼び,他の民窯の臨汝窯と区別している。また北宋末には俗に鈞窯と称する北方青磁とは異なった失透性の釉を用いて藍色を呈した青磁が生産された。
「本朝以定州白磁器有芒,不堪用,遂命汝州烧青瓷,故河北、唐、邓,耀州悉有之,汝窑为魁。」
お皿の下部は「支釘痕」があります。汝窯の特徴です。破損ではない。
このプレートは、茶盤としてだけでなく、一般的なプレートとしても使用できます。
表面には自然な「貫入」があります。
この製品の雰囲気を作り出す要素の一つとお考え頂ければ幸いです。
サイズお二つがあります。
小:
口径:142mm
高さ:34mm
寸法の測定値は若干異なる場合があります。
中国景徳鎮制、手作りの作品
作家:戴清霄さん