














このお皿は「鈞窯」のスタイルを模倣しています。
このプレートは、茶盤としてだけでなく、一般的なプレートとしても使用できます。
鈞窯(きんよう)、中国、宋元(そうげん)時代の名窯。代表的な窯址(ようし)は河南(かなん)省禹(う)県八卦洞(はっけどう)に発見されており、この地が明(みん)代初めに鈞州とよばれ始めたため、鈞窯の名が生まれた。八卦洞窯の出土品は、俗に鈞窯とよばれる澱青釉(でんせいゆう)や紫紅釉のほか青磁や鉄絵陶にも及び、作域は広い。これらは華北の窯(かま)の製品と大きく相違しないが、青磁や鉄絵は他地域に有力な窯が発見されており、鈞窯の場合は澱青釉と紫紅釉陶器が特色をなすところから、本来窯の名称である鈞窯は、独特の澱青釉や紫紅釉の代名詞として今日大いに用いられ、釉そのものをさす場合が多い。澱青釉はケイ酸含有率の高い青磁の一種で、幽邃(ゆうすい)な失透(しっとう)青白色釉となっており、これに銅分を加えたものが紫紅釉である。この二つの釉は鈞窯以外にも各地の華北の窯で使われており、遺品の窯の帰属はなかなかむずかしい。
「矢部良明さん」
表面には自然な「貫入」があります。
この製品の雰囲気を作り出す要素の一つとお考え頂ければ幸いです。
直径:223mm
足径:133mm
高さ:49mm
寸法の測定値は若干異なる場合があります。
中国景徳鎮制、手作りの作品
作家:塗睿明さん