杯身は非常に薄作りで、大きさのわりに重さはわずか29g。壁は透光性があり、光を通すほどの繊細さです。
杯の壁が非常に薄いため、焼成時に口縁がわずかに真円ではない部分がございます。
この茶杯の一側には勇ましい駿馬の姿が描かれ、もう一側には龔開(1222-1307)の絵画作品『駿骨図』(別名「痩馬図」)に添えられた自題詩が記されています。
『駿骨図』は元代の画家・龔開による紙本墨画で、現在は大阪市立美術館に所蔵されています。作品には、痩せ細り頭を上げることさえ困難な馬が描かれていますが、その燃えるような眼差しからは不屈の精神が伝わってきます。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Gong_Kai,_Emaciated_Horse.jpg
一從雲霧降天關,空儘先朝十二閒。
今日有誰憐瘦骨,夕陽沙岸影如山。
雲霧より天関を下り、
往時の十二閑はすでに尽きぬ。
今日、痩せた骨を誰か憐れむ、
夕陽の砂岸に影は山のごとし。
この茶杯に記された詩文は「痩馬図」に由来するものですが、描かれている駿馬は精悍で勇壮な姿をしており、詩の前半部分の描写により近い表現となっています。
口径:81mm
足径:27mm
高さ:50mm
重さ:29g
容量:実用55~70cc、満水105cc
サイズと重さの測定にはわずかな誤差が発生することがあります。また、個々の製品にもわずかな違いがあることがあります。
陶磁器の表面には貫入(開片)が生じる可能性があり、これは基本的に底の粘土部分と表面の釉薬部分の収縮率の違いによるもので、避けられない正常な現象です。ただし、これは使用に支障をきたしません。すべての陶磁器で発生するわけではありませんが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
中国景徳鎮制