太白尊です。
太白尊は清朝康熙期の官窯で創焼された磁器の一種で、器形が唐代の詩人・李太白の酒壇を模していることからその名が付けられました。
また、太白壇(たいはくだん)や鶏罩尊(けいしょうそん)とも呼ばれます。
もともとは「豇豆紅」に焼成する予定でしたが、仕上がりは翠色が主体となり、豇豆紅はごく淡く現れる程度でした。
また、足の部分に一箇所ひびがあります。作家の基準では失敗作とされましたが、私はこの色合いをとても美しいと感じましたし、底のひびも大きなものではなく、使用には支障がないため、そのまま頂くことにしました。
太白尊という器形は、機能面において日常の実用品ではなく、主に陳設や鑑賞を目的とした飾り物の器です。
具体的な用途については、皆さまそれぞれご想像いただければと思います。例えば、小さな花器としてお使いいただくこともできます(※底部は開口しており、密閉ではないため、水を入れることはできません)。また、筆筒や茶道具入れ、あるいは文鎮のように使うことも可能です。
さらに一つのアイデアとして、上下を逆さにして茶壺の上に載せ、茶葉を入れる際の漏斗として使うことも考えられます。
口外径:30mm
口内径:20mm
足径:91mm
高さ:52mm
重さ:108g
サイズと重さの測定にはわずかな誤差が発生することがあります。また、個々の製品にもわずかな違いがあることがあります。
陶磁器の表面には貫入(開片)が生じる可能性があり、これは基本的に底の粘土部分と表面の釉薬部分の収縮率の違いによるもので、避けられない正常な現象です。ただし、これは使用に支障をきたしません。すべての陶磁器で発生するわけではありませんが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
中国景徳鎮制